それぞれの塗り絵

雨が少なく梅雨入りした実感も湧かない筑豊地方ですが、水が張られた田んぼに空が逆さに映り、のどかで美しい景色が広がります。
田んぼって癒し。そんなことを思っていたら、

書道クラブのお題の字が「米」でした。先生は季節感も考えながら選んでくださっています。
たくさんの工程を経て食べられるようになるお米を、感謝して食べましょうというお話でした。

さて、その前日には塗り絵の活動がありました。

この日は7月の絵柄に色塗り。
スタッフも感想をお伝えしながらの活動です。

「竹は茶色やもんね」という御利用者さまと、

緑に塗る御利用者さまと。
リハビリ担当は、見てきた景色や自身の体験などいろんなことを思い出すのが塗り絵の良いところ、と話します。

確かに、ハスの絵柄を塗りながら「ここにカエルがおったらいいのにち思ったり」とおっしゃった方がいて、そういう原体験もあったのかなと想像していたのでした。

濃い色の塗り絵からは元気をもらえる気がしますし、

淡い色からも、その繊細で複雑なグラデーションにハッとさせられます。

正解がないアート活動の面白さですね。

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