15日敬老の日は、敬老会でした。
午後も敬老会は続きます。

午後一番は、「食事介助」です。
いったい、何をするかと言いますと、

スタッフが、食事を食べさせてもらいました。
介助する役と、介助してもらう役に分かれ、
普段は介助する側のスタッフが、食事介助を体験。

介助する役には、御利用者さまにも手伝っていただきました。
立場逆転を笑っていただくのですが、

実はもう一つ目的が。
敢えて“不適切な食事介助”を行い、
そんな介助をされたら、どんなに嫌かをスタッフが体感することで、
日々のサービスの向上を図ろうというものです。

もう要らないと、固く口を閉ざしています。
口を手で押さえて、要らないという意思表示ですが、

無理に手をのけようとしたり、

口を無理やりこじ開けようとしたり、

介助される役のスタッフが、嫌がる様子が面白く、
御利用者の皆さまも他のスタッフも、みんなで大笑いですが、
介助される役のスタッフは、そんなことをされたらどんなに嫌かが、
体感できたようです。

また、
大きなお餅を、一口で食べようとしているので、
丸ごとお口に入れると、

「うっ」
詰まってしまいました。(もちろん演技ですが)

看護スタッフが駆けつけ、緊急処置。
このような介助も、とても危険であり、
“不適切な食事介助”であることが分かりました。

また、ここで食べてもらった食事は、“流動食”と“お茶ゼリー”。
嚥下の悪い方や、水分でムセこまれる方に、安全に食べていただく為の食事ですが、
スタッフは食べ慣れないため、見た目や食感などに閉口しております。

流動食でも、もっと美味しく提供する工夫、
そして、出来るだけ形あるものを食べていただくため、食形態のアップにつながるケアが、
大切であることも実感できたようです。

食事介助のあとは、
ファッションショーです。

スタッフがモデルとなり、
御利用者さまに、メイクとコーディネートをしていただきました。

いつも可愛いスタッフですが、
上手なメイクで、今日はさらに可愛くなっております。

ランウェイには、なぜかお猿さんも乱入。

最後は、皆さまにデザートのあんみつを食べていただいて、
敬老会はお開きとなりました。

帰りには、皆さまにお土産があります。
日頃の感謝を込めて、
スタッフから、御利用者の皆さまお一人お一人に、
メッセージを書かせていただきました。

スタッフからのメッセージに、皆さまとても喜んでくださり、

「嬉しい」と、目頭を押さえておられる方もいらっしゃいました。

皆さまに喜んでいただけること、

素敵な笑顔を見せていただけること、

それが、私たちスタッフにとっては、何よりの喜びです。
皆さまの健康と長寿をお祈りしながら、楽しい敬老の日となりました。
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