福智園では、経済産業省による「ロボット介護機器導入実証事業」の一環である
ロボット介護推進プロジェクトに参加しています。
導入しているのは、マッスル株式会社さんの移乗介助ロボット「SASUKE」です。
導入から1年近く経ちましたが、12月にマッスル株式会社の方に
訪問していただきました。
実際に現場で使ってみて、使いにくいところやヒヤリハットなどを報告し、
改善可能なところは改善をしていただくように、意見を出させていただきました。
また、実際一緒に、機械を動かしながら、
ちょっとした使い方のコツなどを教えていただきます。
実際に現場でたくさん使うようになると見えてくる、ちょっとした不都合など、
TEAM SASUKE のスタッフ達の疑問も解消できたようです。
移乗先が、普通型車イスだけでなく、リクライニング型車イスにも使えますが、
それには慣れが必要なようで、
「リクライニングの方が使いやすく感じます」と言うスタッフに、
それは使い込んでる証拠です!と言っていただきました。
すでにある製品の購入ではなく、導入実証チームということで、
製品開発に現場の声を聴いていただけるのは、とても嬉しいことです。
と、言いますのも、介護現場で使う機器やシステムなど、市場に溢れていますが、
実際に介護現場のニーズに対応できていない、と感じるものも少なくありません。
現在、Abstract合同会社と共同開発中の介護記録システム“Notice”も、
市場にあるものは“何か違う”と感じ、独自開発を始めたものです。
介護施設として、ただ受け身でいるのではなく、
さらなるサービスの質向上のため、
今年も積極的に取り組んでいきたいと思います。
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