昨日は、福智園書道クラブでした。
今月の文字は「心」です。
まずは、字の成り立ち等の面白いお話が先生からありますが、
皆さまこのお話をかなり楽しみにされているご様子。
先生の説明に頷いたり、感嘆の声を漏らされたりしつつ、
熱心に耳を傾けておられます。
「心」とは、甲骨文字にはなかった文字で、
三千年前くらいの、青銅器に刻まれた「金文」のころになって表れた文字だそうです。
人間が「心」という概念を持つようになったのは、その頃からなのですね。
そんな太古の昔に思いを馳せながら、筆を手に取られ、
書き順を確かめながら、書き始めます。
この字は画数が少ないので、簡単かと思って選んでみたけれど、
バランスが取りにくいのか、意外とこちらの方が難しいようだと、
先生がおっしゃられておりました。
なかなか皆さま苦戦しておられます。
昨日は、福岡地方は警報が出るほどの大雨でしたが、
降りしきる雨音の中、静かな時が流れておりました。
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