春を寿ぐ

5日は、今年最初の福智園書道クラブでした。

毎年、書初めにはお正月らしい素敵な文字を用意してくださる先生。

今年の文字は「寿」です。

まずは字の成り立ちのお話。

先生の面白いお話に、皆さま身を乗り出して聞いておられます。

なんとこの字の成り立ちには、“老”と“祈”が関係しているそうです。

長生きをすることが、何よりの喜びであったことが伺える成り立ちでした。

そんな「寿」の字、皆さまの長寿の願いをこめて

書初めをしていただきました。

通常よく使う楷書体ではなく、篆書体や甲骨文字などの、昔の字がお題となっている

福智園書道クラブ。

このような文字を先生が選んでくださっているのには、理由があります。

ひとつは、高齢になり、上手に字が書けなくなっても楽しめるように、上手い下手のない字であること。

そして、もうひとつは、知ってるものを書くのではなく、

初めて見る新しいものに挑戦しようという心を、持てるようになること。

他にも、

皆さまが興味を持たれるような、面白い成り立ちのお話や季節に合ったお題など

福智園書道クラブには、御利用者さまに楽しんでいただくための工夫がいっぱいで、

皆さま、月に2回の書道の時間を、とても楽しみにされています。

今年もまた一年間、楽しくたくさん字を書いていただければ、と思います。

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